フィールドワーク / 岐阜県郡上市

山のサインを読み、
獣害を里山の恵みへ

獣道を歩き、わなに触れ、トレイルカメラから動物の気配を読み解く。捕獲からジビエ活用までを体感し、鳥獣被害を地域の新たな価値へ変える方法を学ぶ、郡上の里山フィールドワークです。

10.3-4開催日(2026年)
1泊2日現場実習中心
岐阜県郡上市開催地
山林で防護ネットの設置作業に取り組む参加者たち

開催概要

岐阜県郡上市・郡上里山株式会社
日程
2026年10月3日(土)〜 4日(日) 1泊2日
集合・解散
1日目 10:30 集合/ 2日目 12:30 解散
開催地
岐阜県郡上市
受け入れ先
郡上里山株式会社
対象
狩猟者による実践的な鳥獣被害対策を現場で学びたい方

狩猟経験は必要ありません。必要なのは、里山への好奇心だけ。

山を歩き、命と地域のつながりを体感しに来てください。

フィールドワーク講師

興膳 健太 氏

郡上里山株式会社

興膳 健太 氏

1982年、福岡県生まれ。福岡大学から岐阜大学地域科学部に編入し、まちづくり活動について勉強していたとき郡上市を知る。そのとき知り合った移住者の先輩たちの姿に憧れて2007年に郡上へ移住。「NPO法人メタセコイアの森の仲間たち」の代表理事として、自然体験を通したまちづくり活動を行う。さらに自分自身もひとりの猟師として活動しているなかで、里山が抱える獣害の問題と向き合い、猟師の仕事を多くの人に知ってもらいたいという思いではじめた「猪鹿庁」の活動が全国的な注目を集める。新たに「郡上里山株式会社」も設立。これからを見据えて、里山保全に関わる人材育成を手がけている。

1日目

10.3(土)|罠・解体・里山を巡り、狩猟の現場を知る
  • 10:30

    チェックイン|仲間と出会い、2日間の目標を決める

    自己紹介とオリエンテーション。プログラムの内容や注意事項を確認し、参加目的や興味のあるテーマを共有します。

  • 10:40

    ガイダンス|郡上の鳥獣被害と、対策の基本を知る

    郡上市では、どのような鳥獣被害が起きているのか。地域の現状と取り組みを知り、野生動物や自然と向き合うための心構えを学びます。

  • 12:00

    昼食・交流|昼食を囲み、参加者とつながる

    昼食を楽しみながら、参加者や講師との交流を深めます。

  • 13:00

    フィールド散策|獣の痕跡を読み、罠の現場を歩く

    里山を歩きながら、足跡や獣道、食痕など、野生動物が残したサインを探す。実際の罠の設置場所を見学し、「なぜここに仕掛けるのか」を現場で考えます。

  • 14:10

    くくり罠の設置方法を見学・体験|罠の仕組みを知り、自分の手で組み立てる

    現場で使われている罠を見ながら、その種類や仕組み、設置場所の考え方を学ぶ。実際に手を動かし、安全な設置方法を体験します。

  • 16:00

    解体処理施設見学|捕獲した命が、地域の恵みになるまで

    捕獲されたイノシシやシカが、どのように衛生的に処理され、ジビエとして商品になるのかを見学。捕獲から加工・販売までをつなぐ仕組みを学びます。

  • 17:30

    1日目終了

  • 17:30

    交流会(希望者)

    地域の猟師や講師、参加者を交えた交流会。狩猟の魅力や苦労、地域との関わり方など、講座だけでは聞けない経験談に触れてみよう。

  • 19:00

    交流会終了・解散

2日目

10.4(日)|獣の動きを読み、実践につながる知恵を持ち帰る
  • 9:00

    集合|前日の学びを、もう一度フィールドへ

    1日目の発見を振り返りながら、2日目の活動内容と安全上の注意を確認します。

  • 9:20

    座学|サルの動きを知り、獣害対策を学ぶ

    サルによる農作物被害の特徴や、サルの行動・習性について学びながら、地域で実践されている獣害対策について解説します。なぜサルが集落に出てくるのか、どのような対策が効果的なのかを知り、フィールドワークでの追い払い体験につなげます。

  • 10:00

    フィールドワーク|サルの追い払いを体験する

    実際に地域を歩きながら、サルの出没状況や被害の様子を確認し、現場での追い払いを体験します。サルの動きや周辺環境を観察しながら、地域の方が日頃どのように被害と向き合っているのかを体感します。

  • 11:30

    振り返り|学びを、自分の地域で始める一歩へ

    2日間の気づきを振り返り、狩猟、鳥獣被害対策、移住、地域づくりなど、それぞれの次の行動につなげてみよう。

  • 12:30

    修了・解散

※天候や地域の状況などにより、内容・時間を変更する場合があります。
※野生動物や罠の状況によっては、観察・解説を中心とした内容になります。
※交流会への参加は任意です。

足跡の先に、里山の未来がある

郡上里山と共に山と命をめぐる
雨の里山で、箱わなの組み立てに取り組む参加者たち

郡上里山のフィールドワークでは、実際に里山を歩き、足跡や獣道などの痕跡を観察しながら、野生動物の行動や地域との関わりを学びます。

わなの仕組みや設置方法を体験するほか、トレイルカメラの映像を使って、動物の種類や行動、出没する時間帯などを確認します。
さらに解体処理施設を見学し、捕獲された野生動物が安全な食肉となり、地域資源として活用されるまでの流れを知ることができます。

このフィールドワークの魅力は、狩猟の技術だけでなく、森の生態系や農業、食、地域の仕事までを一体的に考えられることです。
鳥獣被害を防ぐだけでなく、捕獲した動物を地域の恵みである「獣益」へ変えていく郡上の取り組みに触れながら、人と野生動物が共に暮らせる里山の未来を考える二日間です。

山から届く、小さなサイン

厄介者を地域資源へ変える、郡上里山の挑戦に触れる二日間。お申し込みはこちらから。

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