REPORT
開催レポート
株式会社イノPの取り組み
企業・団体概要
■企業又は団体名:株式会社イノP
■開催場所:熊本県宇城市
■実施期間:12月6日・12月7日(1泊2日)
■参加人数:6名
捕獲から活用まで。農家が主導する地域活性化
県内の若手農家が集まって、捕獲のことを学び、実践してきたことをきっかけに、ジビエの加工・販売を行うこととなったことから、株式会社イノPを起業しました。現在は農家の方々を対象にした鳥獣被害対策講習やジビエツーリズムによる地域活性化なども含め鳥獣被害対策に一気通貫で取り組んでいます。モットーは、「地域と畑は自分たちで守る」。鳥獣被害は、動物を捕獲すればなくなるというものではありません。だからこそ行政や猟友会任せにするのではなく、そこで農業を営む農家自らが鳥獣被害対策を学び、持続的に被害に遭いにくい集落や畑を作ることが大切です。農地を守ることができれば離農を防ぐことにもつながり、耕作放棄地が減り、鳥獣被害に遭いにくい集落や畑がさらに増えていくはずです。私たち若手農家が地域のリーダーとなって、農家の方々にこうした自衛の大切さを呼びかけています。

フィールドワークでは、鳥獣被害対策のための防除の取組を紹介。電柵の下に黒いシートを敷くことで雑草の成長をふせぎ、漏電防止をしたり、管理性を高めることができ電柵による鳥獣被害効果を高めます。

捕獲されたイノシシは、地域の資源として活用します。株式会社イノPが運営しているジビエファームで、食肉解体処理施設の見学を行いました。徹底した衛生管理が行わている事、また解体をおこなうにあたって注意点。また参加者からは自宅やガレージなどで行う場合の安全な処理方法についての質問や、利活用の状況、課題などに対する意見交換が行われました。

箱罠の設置に関する実技研修では、実際のフィールドに入り、適切な設置場所の見分け方、捕獲の工夫、安全管理、住民との連携などの説明が行われました。実際のフィールドをよく観察し、設置を行うことが大切かを学ぶことができ、野生動物の獣道を見分けたり、痕跡を発見することができました。

戸馳島内のみかん農家に鳥獣被害対策の被害や現状を聞きました。また未収穫の放置果樹なども野生動物の誘因につながってしまうため、収穫のお手伝いをおこないました。株式会社イノPはもともとくまもと農家ハンターの活動からスタートしました。地域の農家を守りたい、持続可能な地域を創るために活動を続けています。